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「山屋他人 ある海軍大将の生涯」
盛岡タイムス 藤井茂著 1800円
皇太子妃の小和田雅子さんは、南部藩出身の山屋他人海軍大将のひ孫に当たる。筆
者が盛岡タイムスに百二十九回の連載に取り組んだきっかけは、平成五年の皇太子妃
内定のニュースだった。日本海軍切っての軍略家だった山屋他人は海軍大学校教官の
ときに”円戦術”という画期的な艦隊戦術を編み出した。これが教え子の秋山真之に
よって有名な”T字戦法”に高められ、日本海海戦でロシアのバルチック艦隊に大勝
する。(古澤襄共同通信社元常務理事1998・7・17)
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「沢内農民の興亡 古澤元とその文学」
朝日書林 古澤襄著 1800円
本書は元の長男襄氏が、古澤家の沢内村での歴史と、元の生い立ちと文学にかけた
三十九年の軌跡を追い、さらに元の評論とエッセーを掲載しながら文学事跡解明の手
掛かりとしている。遺作は二十八篇、その特徴は「農民」「東北の心」という。主張
しながら生きた元を知る書である。(岩手日報1998・4・27読書欄より)
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「びしゃもんだて夜話 古澤元・真喜遺稿集」
三信図書 古澤襄編 1500円
題名となったびしゃもんだて夜話の一篇は、古澤元の二十四歳の時の処女作である
自叙伝的小説。満州事変直前の暗い社会的状況のなかで、純粋で若い魂が非合法左翼
運動にまっしぐらに飛びこんで行った心理過程がわかる。(読売新聞1982・5・
24読書欄より)
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「風の詩人 父上野壮夫とその時代」
朝日書林 堀江朋子著 1500円
上野壮夫という、多才な、多才なるが故に、その恵まれた才智を、文学一筋に絞り
切れずに斃れた男の軌跡を辿ることで、筆者は、”時代”を浮揚させようと試みた。
堀江朋子。端正な文体を携えて、硬質な書き手が一人誕生した。(松元真元テレビ朝
日報道局長1997・6・1刊行に寄せてより)
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「幻の碧き湖 古澤真喜の生涯」
筑摩書房 一ノ瀬綾著 1800円
華やかでも、劇的でもない一女性を取り上げた異色の伝記小説だが、激動の昭和を
ただいちずに生き抜いた姿は、感動を与えずにはおかない。「真喜の作品の質の高
さ、ひたむきさに驚く」と著者は言う。(信濃毎日新聞1992・5・10読書欄よ
り)
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「宮沢賢治の言葉 こころ」
勁文社 吉見正信著 1300円
宮沢賢治の作品から珠玉の”言葉”を選び、その美しさ、愉しさ、優しさ、大き
さ、悲しさ、大切さ、厳しさを豊富な資料を駆使して解説した貴重本。言葉の乱れに
見舞われている現代社会にとって、必見の警醒に書ともなった。(古澤襄共同通信社
元常務理事1998・7・17)
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