デュッセルドルフだより(2)

中山満美子
こちらは日中18度前後の気温が続き、我が家の前の広場にも二週間前から どんぐりやら栗が、私の車の上にも落ちるようになりました。私の住むDu esseldorfの郊外のMettmann管轄Ratingenは徒歩 で五分も歩くと牧場や湖があり、週末はかなり自然を楽しむドイツ人家族連 れでにぎわうような所です。近くにはネアンデルタール人の発見されたネア ンデルタールやゴルフ場、競馬場があり、どんなところだか皆様には想像が つくでしょうか?

木の葉がだんだんと黄色くなっているのをみると、もうすぐまた日本の軽井 沢のような紅葉が楽しめると楽しみにしています。涼しくなってしまったせ いか、六月に父が植えた朝顔は花目はついているものの、花が咲かなくて困 っています。

先週末にノルトライン=ウエストファーレン州のNeus管轄Schlos s Dyckで開かれているガーデニングショーを見てきました。紅葉を見 るにはまだ早かったのですが、お城の庭や散歩を楽しんだ後、特別展示の「日 本の食卓」と言う展示品を見てびっくり。ご飯の上に皆中国製のお箸が突き 刺さっていて、お茶の湯呑みを想像しての飲み物グラスは「土」「日」「金」 などの文字入り。

食卓の上に笹が飾られて仏像が乗っている等。製作者が日本人であれば絶対 しないおかしな組み合わせばかり。日本を見たこともないドイツ人のイメー ジしている日本人の食卓が州主催のガーデニングショーの場で堂々と日本の 物として展示されていました。ちょっとここの部分だけはがっかり。

ドイツに来てから最近文句ばかり言っているようですが、個人主義の自分勝 手なドイツの豚さんたちは気にくわなくても、彼らの作るほぼ手作りの家の 外観や装飾や清潔度はかなり気に入っています。

また、どの町も中心を離れると自然が広がり、リス、ウサギはもちろんハリ ネズミなど野生の小動物が本当にすぐ近くに住んでいてたまに道路上にもあ るいています。路上にうろうろするためこのような小動物たちは交通事故の 犠牲にもなってしまいます。この間、大きな石が前方にあるなあと思って走 っていたら、直前でウサギであることに気づいたり、ひやひやしました。

話は変わって、22日はドイツの統一総選挙のため、毎日のTVは政界討論 番組ばかり。彼らの掲げる失業率の問題解消、少子化に伴う社会保障の改正 に加えて先日の洪水災害地区の経済復興は大変な政策です。

最近のドイツ赴任の日本人はSPDのシュレーダー首相の政策の恩恵をうけ てドイツのVISAが簡単に手に入ったわけですが、候補者CDUのシュト イバーさんは、外国人労働者締め出しも宣言しており、もしもCDUが政権 を取るとなると、日本人出向者の増員時のVISAの取得にも影響があるか もしれないと複雑な気持ちであります。