皇妃エリザベート

中山 満美子
お元気でお過ごしでしょうか。ドイツではただ今ウインタースポーツの真っ盛りです。連日、フィギュアスケートをはじめ、クロスカントリーやジャンプなど、日本人選手をみることができます。特に日本人の飛行隊のフォームはどの選手よりもすばらしいためか、日本人の選手の名前を覚えている程ドイツ人にも人気が高いのです。

そういえば先日、3日連続で「SiSi」がテレビで放送されました。SiSiといえば、神聖ローマ帝国の事実上最後の皇帝、フランツ=ヨーゼフの皇妃エリザベートをさします。1956年にオーストリアが制作したもので、物語は、自由奔放に育ったSisi(ロミー=シュナイダー)が皇帝に見初められて結婚をし、ハプスブルグ家の一員としての若きころの生活を描いています。

なんと言ってもすばらしいのは、当時の神聖ローマ帝国の生活はもちろん、領地の美しい風景が堪能できると言うところです。特にザルツカンマーグート、グロースグルックナー山岳道路、バッハウ渓谷、南チロル(現在はイタリア)の撮影は映画「サウンドオブミュージック」以上を感じます。

映画「サウンドオブミュージック」の影響を受けて、日本ではオーストリアのザルツカンマーグートを訪れる方も多いと思います。しかし、肝心の地元の人たちは、「Sisi」は分かっても、「サウンドオブミュージック」という映画の題名、内容を知る人はとても少ないことに驚かされます。聞けば、「Sisi」はすでに8回くらい放映されているとの事。決まってクリスマスからお正月の間なのだとか。

日本の皆様も、もし機会があったら是非「Sisi」をご覧ください。自然が好きな方ならばきっとこのオーストリア中欧の旅に惹かれると思われます。それでは良いお年をお迎えください。